2009年10月6日火曜日
【10月06日】 いつものように襲撃を!
● いいですね、このツラ構えがいい、まるで「突貫ファイター」です
今朝もビューンと、やられました。
これが楽しみで。
まあまあ、なかなかよく撮れました。
襲い来るブッチャーを前面からとらえている。
じつに鋭く飛ぶので、どうしてもブレてしまうのですが。
ところで巣だが、ヒナはいない。
なぜに?
ワグテールところとと同じ現象が起きている。
この巣を見捨てて住み替え、つまり引越しを敢行したらしい。
写真の巣は放棄されたようである。
経過を書くとこうなる。
ヒナは順調に育っていた。
実際、たくさんの写真を撮らせてもらった。
そのときは、別に襲ってくることはなかった。
が、突然、市役所による緑地の枝打ちが行われた。
どういうわけか、それが原因でヒナが一羽、地上にこぼれてしまった。
運悪く(こちらからみれば、運良く)私が通りかかった。
ブッチャーはヒナの危機を感じて追い払いにかかった。
逃げればどうということはないのに、このオヤジ、その襲撃にもかかわらずカメラを向けてヒナをパチパチと写真に撮り始めた。
ブッチャーは思った。
きっとこの人間は、枝打ちをやった市役所の手先だろう。
ヒナを落としたヤツとグルだ!、と。
ここから、私はブッチャーにとって敵性人間のレッテルを貼られることになったらしい。
その後、その敵性物体は巣の下まできて、攻撃にも動ぜず、なにやら箱型のものを巣に向けている。
これは危険だ。
転ばぬ先の杖で、やむえず家族総動員で引越しを強行した、というわけである。
「では次の巣は?」ということになるが、考えてみるとさほど難しいことではない。
巣は産卵と抱卵のために作られる。
ブッチャーはすでにこの作業を終えている。
ヒヨコは写真でみたように飛べはしないが、すでに歩ける。
ということは、残る親の仕事はエサを運び、飛べるようになるまで面倒みることだけである。
よって、巣はすでに役目を終えている。
下から見上げて5つもの巣が確認できる緑地だ。
すでに使用済みになった巣、昔使われた巣など探せばそこそこにあるはずだ。
その巣に住み替えたところで、ヒナとなったブッチャーの子には何の支障もないはずである。
てなわけで、どこか、といっても襲ってくるところをみると旧巣から数十メートル以内に引っ越したと思われるのである。
客観的にみればどうも、私は野鳥の天国であったクリークに紛れ込んだ、異質の生命体であるらしい。
それが鳥の平和に混乱を巻き起こし、通常ならありえない引越し騒ぎを誘発したのである。
クリーク野鳥連合は会議をもち、ブッチャーバードに撃退を依頼した、てな筋書きになるのだが。
きっとスローガンは「クリークに平和を!」、「オヤジは出ていけ」てなところだろうか。
フィグバードの方だが、巣1の上で動いているのは分かる。
が、それ以上のことは見えない。
巣からシッポが出ている。
望遠で撮ってこの程度。
上の写真はパソコンで拡大したものです。
シッポが見えている。
それだけ。
巣2の方は、相変わらず何も見えないので載せていません。
[◇ Mokuji ◇]
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